【薄毛 食事】メアニズムが解明!!〜薄毛に導く可能性の高い食事〜
投稿日:2022年6月12日
投稿日:2022年6月12日
こんにちは!
薄毛専門美容師+毛髪診断士の鎌田 妹(カマダ マイ)です!
多くの方から
「薄毛を予防、発毛に導く食事は無いのか?」
という質問をいただいておりますが、
現在では食と薄毛・脱毛との関与やメカニズムは不明確であり、基準や規制が曖昧で予防や対策ができる適切な食事(サプリメント等も含む)というものは確立されておらず、科学根拠に基づかない情報が蔓延り、手探り状態となっていますが
発毛に導く食事ではなく、取り過ぎに注意すべき【薄毛に導く可能性の高い食事】が一部では解明され研究が進んでいる事はご存知でしょうか。
2021年6月に東京医科歯科大学等の研究チームと東京理科大学、ミシガン大学のなどの共同研究により発表された
その内容は、エビデンスの指標になるNature誌にオンライン発表され science誌にも掲載されているもので
生活習慣が毛の周期的再生に及ぼす影響や老化 との関連を調べるために、老若両方のマウスに高脂肪食を与え、
その違いを検証した研究結果の内容が世界的科学研究の中でも薄毛業界の中でも凄いものだったということで
ご紹介させていただきます。
わかりやすい資料がございましたので
ひとまずこちらをご覧ください。
⇩
東京医科歯科大学プレス通知資料:https://www.tmd.ac.jp/files/topics/55298_ext_04_2.pdf
簡単に解説しますと、
肥満を引き起こす要因が毛包幹細胞に働きかけ脱毛を促進する仕組みを突き止めた!とのことで、
高脂肪食を積極的に摂取し肥満になると、毛になる毛包幹細胞が毛になる代わりに脂肪になってしまい皮脂を詰まらせ新しい毛になってくれない。
また、一度減少してしまった幹細胞は復活しないため、早期から維持していく必要があることがわかった。という内容です。
つまりは、加齢や毛周期ごとの周期的再生による幹細胞老化(ステムセルエイジング)とは異なる経路を介しながらも、いずれも幹細胞の枯渇を引き起こし、相乗的に脱毛症を進行させることが明らかになりました。
この研究はマウスにおける結果ではありますが
今後、幹細胞を中心とした更なるメカニズムの解明によって脱毛の予防や加齢による毛髪の問題に対する新たな研究が進められることに期待が寄せられています。
高脂肪食により肥満を引き起こすことで薄毛へと導かれることが明らかとなり、背脂こってり魅惑のラーメン…..。バターたっぷりパンケーキ生クリーム増し増し♪に罪は無いと思いたいものですが毛髪の健康を考える上で、体や毛に良くないとされる食品や生活習慣、嗜好品を避けることは基本的なポイントです。
AGA治療薬を服用していない方も、フィナステリドやミノキシジルでも効果が薄い方も、
日々の習慣や食事の選択に気を配ることで、薄毛の進行を予防することができるかもしれません。
体重の増し増しに
気をつけたい
鎌田でした。
引用:【高脂肪食などによる肥満が薄毛・脱毛を促進するメカニズムの解明 】― 幹細胞における炎症・再生シグナルの異常が毛包の萎縮を引き起こす ―
nature :https://www.nature.com/articles/s41586-021-03624-x
東京医科歯科大学プレス通知資料:https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00102.html
pub med.gov https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34163066/